はじめに
先日、こちら の記事で述べたように、Google Playストアに自分が作ったアプリを掲載したいと考えています。事前にディベロッパー登録が必要ですが、個人アカウントだと住所や氏名が世界中に公開されるため、組織アカウントとして登録を行いました。その際の手順をシェアしたいと思います。
手順
公開用住所の取得
- DMMバーチャルオフィス(郵便転送サービス付きで月額660円のミニマムプラン)に申し込みました。
- 本人確認書類を提出し、当日中に審査が完了しました。
- 月割り料金はないため、翌月初まで待って支払いするか、月中でも一カ月分を支払うかの選択肢がありました。
- 4月下旬だったため、ゴールデンウィークを避けるために月中で支払いを行いました。
新規電話番号の取得
- POVO2.0を契約しました。
- 本人確認書類を提出し、当日中に本人確認が完了しました。
- 現在使用中のスマホに、eSIMとして2枚目のSIMを追加したため、スマホ本体代はかかっていません。
開業届の修正申告
- 開業届は開業時に既に提出済みのため、「事業所の増設」という区分で修正申告を行いました。
- e-Taxでの修正申告を試みましたがよくわからなかったため、税務署に紙を直接提出しました。
- 今まで屋号を取っていませんでしたので、今回、屋号を追加しました。
- 「新増設、移転後の住所地」には、新しく取得したバーチャルオフィスの住所とPOVOの電話番号を記入しました。
- 税務署は受領印を押さない運用になったそうで、代わりに当日の日付入りで受領したことが分かる書類を受け取りました。
D-U-N-S Numberの取得
- 自分で取得すれば無料でできるようですが、今回は東京商工リサーチに手数料3,300円を支払い、取得を依頼しました。
- 開業届と受付資料をそれぞれスキャンしてPDF化し、メールで提出しました。
- 8営業日後にメールが届き、無事取得が完了しました。
組織サイトの公開&メールアドレス取得
- Googleのディベロッパー登録を進めたところ、組織サイトのURLを入力する欄がありました。こちらは、連絡先メールアドレスとドメインが一致していないといけないとのことでした。
- 公式な組織サイトはまだ持っていません。また、メールアドレスもアプリ公開用に新しくしたいので、別で新たなドメインを取りました。
- 組織サイトは新たに用意し、CloudflarePagesにデプロイしました。
- メールアドレスは、CloudflareのEmail Routingというサービスを使い、取得したドメインに届いたメールを開発者アカウントのGメールに転送するよう設定しました。(無料で、転送のみ行えるサービスです。送信はできません)
組織アカウントの登録
- Google Play Consoleにて、組織アカウントとしてディベロッパー登録を行いました。登録料として、初回のみ$25がかかります。
- ディベロッパー名には屋号を設定し、住所と電話番号も公開用に取得したものを登録しました。
- 組織を証明するための書類として、開業届と受付資料、本人確認資料としてパスポートを使用しました。
- 「組織を証明するための書類」と「本人(個人)を証明するための書類」はそれぞれ1ファイルしか提出できません。2つ以上ある場合は1ファイルにまとめてアップロードする必要があります。
さいごに
無事にディベロッパー登録が完了し、これで自作アプリをGoogle Playストアに掲載する準備が整いました。これからは、先日開発したツールアプリを早速公開する準備を進めていきたいと思います。今回の経験を活かし、今後も新しい挑戦を続けていきますので、応援よろしくお願いします!