ExpoアプリのターゲットAPIレベルをアップグレードした話
はじめに Expoで開発したAndroidアプリのターゲットAPIレベルをアップグレードしました。今回は、Google Play Consoleから送られてきた通知への対応として、初めて経験した手順を記録として残しておきます。 ことの経緯 今年5月に初めてGoogle Play Storeに公開したアプリに関して、Googleから以下のようなメールが届きました。 内容を要約すると、現在のAndroid SDKのバージョンが古いため、8月末までに修正するようにというものでした。 このような内容のメールを受け取ったのは初めてだったので、対応方法を調べながら実際に作業した内容を共有したいと思います。 対応した内容 最初は生成AIに相談しながら試行錯誤していたのですが、実は公式ドキュメントに完璧に手順が載っていました(・ω・;) やはり最初から公式ドキュメントを確認すべきでしたね。 参考にしたのは以下の公式ドキュメントです。 Expo SDK のアップグレード 実際の作業手順 大まかな流れは、Expo SDKを最新版にアップグレードした上で、再度ビルドし直してGoogle Play Storeに再提出すれば良いということでした。 以下のコマンドで作業を進めました。 # Expoを最新版にアップグレード npx expo install expo@latest # 周辺ツールの整合性を保つため、依存関係をアップグレード npx expo install --fix # プロダクション用のAndroidビルドを実行 eas build --platform android --profile production ビルド後の作業 ビルドが完了すると、新しいAABファイル(Android App Bundle)が生成されます。このファイルをGoogle Play Consoleにアップロードして、再提出の審査を申請します。 今回は1時間も経たずに承認されました。 最後に 初めての経験だったので最初は面倒だなと思い、重い腰を上げて対応したのですが、実際にやってみると難しいことはなく、サクッと完了できました。 特にExpoを使っている場合は、公式ドキュメントに従えば比較的簡単に対応できるので、同じような状況に陥った方の参考になればと思います。 また、ネットで調べた限り、このような通知は毎年この時期に来るようなので、Google Play Storeの恒例行事の一つかもしれません。今後は事前に対応できるよう、定期的なアップデートを心がけたいと思います。 来年また慌てないように、この記事を残しておきます。 では、また次回の記事でお会いしましょう。